六甲 水無山

2006年4月1日
杉本・荒松


 初めての道を歩く事は楽しいものである、特にそれが山頂へとつづく道であるならなおさらである。今回の道は僕にとっては初めての道、出かける前から楽しみであった。
 神戸電鉄大池で下車、難しい市街地は、親切なおばさんの世話になる。ここかち少し行くと地獄谷西尾根に着き本格的な山道となる。水無山へと続く地獄谷西尾根は、クマザサの茂った急な尾根道である。
 芽生えたばかりの緑の中を、気持ちのよい汗を流しきると山頂である。展望はまったくないが.ピークハンターにとってはうれしい一瞬である。ここからダイヤモンドポイントヘの道は、手の中ですぐに解けてしまいそうな四月の雪と、枯れてしまった、紫陽花のシルエットのある静かな道である。
 ダイヤモンドポイントからの道は、六甲山という山の良くないところである、山上へと近づくたびに騒音が激しくなる、丁字ヶ辻での昼食中も騒音が絶える事がなかった。
 アイスロード経由でケーブル下駅へ下る。

        木漏れ日のささやきが聞こえるほど
        山は静かであってほしい
        そのとき僕は、山にいる事の喜びの声を聞くことができるだろうか

(荒松)